印刷機械導入に当たって知っておきたい知識

 
1.印刷機は特長別に次のように分類されます。
 

  特 長 インク厚み 版の形状 使用例
オフセット印刷機 被印刷物に多少の凸凹があってもOK。使用が簡単。 薄い





濃い
凸版
平版
電気部品の印字
ダイレクト印刷機 オフセットより鮮明。被印刷物の凸凹に弱い。 凸版 (半導体の)ICへの印字
グラビア印刷機(パッド印刷機) 自然乾燥インクに最適で鮮明。版が高価。 凹版 時計の文字盤
メーター類の印刷
スクリーン印刷機 インクの膜厚が厚く、濃い印刷が出来る。 孔版 プリント基板

 
2.版の種類
 

    材 質 特 長 イニシャルコスト ランニングコスト
凸版 版の所が出ている。 ゴム版 鮮明な印字。 安い 高い
金属版 コマに分け入れ子式にすると組み合わせ自由。 高い 安い
樹脂版 ゴム印よりは角にRがつく
自社で作ることが可能。
安い 高い
凹版 版の所がへこんでいる。 樹脂版 量の少ない物に向く。
寿命は短い。
安い 高い
金属版 一般的だがコストが高い。 高い 高い
平版 平らな版。 樹脂版 小さい文字に向く。
耐刷性に問題有り。
ゴム印と比べると高い 高い

 
3.インクの種類
 

  特長 付帯設備
UVインク 紫外線を当てると硬化するインクで、非常に使いやすく便利。
硬化は数秒。インクも使用中はかたまらないので便利。
UV炉
熱乾燥(硬化)インク 一番固着は強いが、硬化時間が長い(10分〜20分)のでインラインの機械には不向き。バッチ処理になる。 熱硬化炉
自然乾燥インク
 (速乾インク)
付帯設備が不要。インクが使用中に硬化して行くので、慣れないと使いづらい。 不要

 
4.インクの強度の評価法(例)
 

テープ剥離(ピーリング) テープを印刷面にはって、剥離し、インクの剥がれ具合をみる。
溶液浸せき後、ある荷重でこする。
綿棒でこする。(ある荷重で)
MIL規格のスペック MIL規格参照


印刷機械選定ガイド